結論から言うと: 主役はひとつ、やわらかく均一な光、主役は大きく、背景はシンプルに。この記事では、「いちおう描いた」が実際に写真をどう扱っているかをもとに、その理由を説明します。
まず写真に起きること
絵を描く前に、アプリは選んだ写真から小さなコピーを用意します。
- 写真の向きを反映し、EXIFと位置情報(GPS)のメタデータを削除します。
- 長い辺が最大512ピクセルになるようにコピーを縮小します。
- できあがる絵は512 × 512の正方形です。
つまり、AIが見るのはフル解像度の写真ではなく小さなコピーです。そのコピーの中で小さく写っているものは、使えるピクセルがほとんどありません。以下のコツの多くは、ここから来ています。
1. 主役を大きく写す
画面の3分の1を占める顔は、引きの集合写真に写った顔よりも、縮小してもずっとよく残ります。できれば始める前にトリミングしておきましょう。1枚に1人、またはペット1匹がいちばんうまくいきやすいです。
2. やわらかく均一な光で撮る
窓からの光や、明るい日陰が理想的です。強い逆光だと顔が暗いかたまりになり、真昼の強い日差しは濃い影を作ります。タッチによっては、その影まで絵の一部として描いてしまいます。


このように明るく寄りで撮った自撮りなら、さらっとスケッチで描き直しても、ポーズや服装、その場の様子がしっかり残ります。
3. 主役は中央寄りに
仕上がりは正方形です。縦長や横長の写真なら、大事なものを中央近くに置いておくと、端のほうに追いやられずにすみます。
4. 背景はシンプルなほど、絵もすっきり
ごちゃごちゃした背景でも問題はありませんが、背景も一緒に描き直されます。簡略化されることもあれば、まったく別物になることも。主役を中心にした絵にしたいなら、無地の壁や空を背景にするのがおすすめです。


この例では、**黒ペン大暴れ**が公園まるごとを数本の木の輪郭にまとめてしまいました。味はありますが、元の背景とはかなり違います。


にぎやかな夜の街でもうまくいくことがあります。カクカクゲームは、手前の人物はそのままに、お店の並びをカクカクしたブロックに変えました。
5. 加工よりも、くっきりした写真
加工していない、くっきりした写真を使いましょう。強い加工フィルターや手ブレ、圧縮によるノイズがあると、AIが読み取れる情報が減り、タッチによってはそれが強調されることもあります。
6. 細かい部分は変わるものと考えておく
服の文字、ロゴ、アクセサリー、手は、真っ先に変わる部分です。これはこの種のAIの仕組みによるもので、失敗ではありません。AIの絵で細かい部分が変わる理由はこちら。
7. 対応しているファイルを使う
「いちおう描いた」では、スマートフォンの写真ライブラリから1枚ずつ写真を選びます。対応しているのは10MBまでのJPEG、PNG、WebP画像なので、読み込めない場合はファイル形式とサイズを確認してください。
8. もう一度描くか、別のタッチを試す
同じ写真と同じタッチでも、仕上がりは毎回少しずつ変わります。最初の結果がいまひとつなら、もう一度描いてみるか、タッチを変えてみましょう。細部を残すタッチもあれば、場面ごと描き変えるタッチもあります。どれがどちらかはタッチの比較で紹介しています。アプリでは、1枚描くごとにリワード広告を最後まで見る必要があります。
ほかの人が写っている写真について
絵を作るため、写真は外部のAIサービスに送信されます。ほかの人が写っている写真を使うときは、先に本人に確認しましょう。
例の画像は「いちおう描いた」のタッチ見本セットのものです。実際の仕上がりは異なります。





